OUR STORYカミイソのものがたり

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100年の挑戦、
そしてこれからも
新しい一歩を。

1926(大正15)年に初代である大西磯太郎により和紙の産地問屋として始まったカミイソの歩みは、時代のニーズに応えるための「挑戦」の連続でした。100年の時代が移り変わる中で、販促ラベル・プレート、飲食店向けの和紙テーブルマット、そして近年のマスキングテープや雑貨づくりへと、多岐にわたる製品を世に送り出してきました。それでも、全ての製品づくりの根底にあるのは「その時代に求められるものを、誠実につくり続ける」姿勢です。創業期から今日まで受け継がれてきた技術と精神をつないできた、100年を超えて続く“変化し続けるものづくり”の「ものがたり」を、ぜひご覧ください。

ANNIVERSARYカミイソ
創業100周年記念ロゴマークについて

カミイソの原点となる社章は、二代目社長・大西秋三によってデザインされました。その形には「宇宙の永遠」をイメージし、100年、200年と続く普遍的な企業でありたいという想いが込められています。
今回の創業100周年記念ロゴマークは、その精神を受け継ぎながら、新たな時代への挑戦を象徴するデザインとしました。
外周の縁は紙のロールを横から見た姿を表し、中心の水滴はインクをイメージしています。色には、落ち着きの中に力強さを宿す深みのある赤を採用。紙という素材に“命を吹き込む”ものづくりの精神を表現し、世界に挑戦し続ける紙ブランドメーカーとしての矜持を込めました。
長い歴史を礎に、これからも変わらぬ情熱で紙に命を吹き込み続ける──その決意をこのロゴに込めています。

HISTORY

カミイソの モノづくり ものがたり

1926(大正15年)

大西磯太郎商店 創業

初代・大西磯太郎が愛媛県四国中央市(旧・川之江市)にて創業。和紙の産地問屋として、地元特産和紙を全国へ紹介。主に呉服店向けのたとう紙、包み紙、うちわ、カレンダーなど紙製品を扱う。

戦前〜戦後

紙製品卸売業として事業継続

戦中・戦後の厳しい時代を乗り越えながら、家庭紙や呉服関連紙製品の卸売を中心に事業を継続。

1955(昭和30年)

大阪支店 開設

二代目・大西秋三により大阪支店を開設。地方産品を都市部で流通させるため、大阪を拠点にした事業展開を進める。

1960(昭和35年)

呉服文庫紙(たとう紙)の製造開始

卸売業から製造業へ事業転換。自社製品としての呉服文庫紙(たとう紙)の製造を開始。

1963(昭和38年)

株式会社設立/大西秋三 代表取締役就任

事業拡大と人員増加を背景に法人化。「株式会社 大西磯太郎商店」を資本金100万円で設立し、代表取締役に大西秋三が就任。高度経済成長期の波に乗り、呉服需要とともに成長する。

1968(昭和43年)

大阪支店 新社屋建設

資本金400万円に増資し、大阪支店の新社屋を建設。都市部への流通と全国展開をさらに加速させる。

1974(昭和49年)

大野原工場 建設

現在の香川県観音寺市に大野原工場を建設し、文庫紙の自動生産化に着手し量産化を図る。

1976(昭和51年)

商号を「カミイソ産商株式会社」に変更

創業50周年を記念して商号を「カミイソ産商株式会社」に変更し、資本金を1000万円に増資。

1980(昭和55年)

本社・本社工場を現在地に設置

本社・本社工場を現在地の四国中央市川之江町(旧・川之江市)に建設・移転し、資本金を2000万円に増資。

1982(昭和57年)

シール・ラベル製造開始

呉服需要の減少を背景に、スーパーマーケット向け販促ラベル事業へ参入。シール・ラベル製造を開始。大規模店舗や流通業界の成長とともに全国展開。

EPISODE01

カミイソのものづくり
エースラベル

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日本におけるスーパーマーケットは1970年代の成長期を経て、1980年代には大手流通チェーンの躍進とともに出店が加速していました。そうした時代の中で、カミイソは販促ラベル事業に参入し、商品シール「エースラベル」を製造し全国で販売。全国のスーパーや店舗へ足を運び、陳列状況やトレンド、消費者の視線の動きまで丁寧にリサーチし、商品のアピール力を向上させ“売り”につながるシールやラベルを作り込んでいきました。現場で得た「こんなシールがあれば一層買い物が楽しくなるのに」という実感をもとに、商品だけでなく、その店の雰囲気をも作り出すレベルのシールづくりを展開していったのです。時代性や消費動向の変化を先取りし、デザインだけでなく紙質にもこだわった「エースラベル」は現在も実績を重ねています。
1997(平成9年)

テーブルマット・コースター製造開始

本社工場を拡張し、外食産業向け和紙製品としてテーブルマットやコースターの製造を開始し全国に展開。

2000(平成12年)

三代目・大西聖和 代表就任

三代目代表取締役に大西聖和が就任。

2002(平成14年)

東京営業所 開設

東京営業所を開設し、首都圏マーケットへの本格進出。第1回私募債発行。

2003(平成15年)

豊浜工場 建設

豊浜工場を建設し、生産設備を刷新。大野原工場と本社工場の一部を集約し、品質・生産性を向上。

2005(平成17年)

九州営業所 開設

全国展開の中、さらなる人的対応力を強化するために九州営業所を開設。

2013(平成25年)

設立50周年記念式典 開催

株式会社としての設立50周年を記念して、式典を開催。

2014(平成26年)

ピック・プレート製造開始

精肉・鮮魚売り場で「部位や特徴を分かりやすく伝える」販促ツールを新たに開発。紙・フィルム素材を活用。

2017(平成29年)

マスキングテープ製造開始
展示会出展

和紙加工技術と新素材(粘着原紙)の出会いから誕生。文具・雑貨分野へ事業領域を拡大。国内外のイラストレーター・デザイナーとの協業も進む。
食品業界展示会「FABEX」、花・ 植物業界展示会「国際フラワー&プランツEXPO」初出展。

EPISODE02

カミイソのものづくり
マスキングテープ

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「マスキングテープの原紙を使ってみないか」という原紙メーカーからの提案が開発と参入のきっかけでした。マスキングテープは、文具・雑貨分野の市場で当時すでに飽和状態となっており、後発メーカーとして参入するには明確な差別化が求められる状況でした。そこで着目したのが、創業以来、着物や和紙製品に携わる中で培ってきた柄や意匠(デザイン)の蓄積です。日本の伝統文様や色彩美を活かせば、他にはない表現ができるのではないか——そう考え、商品化に踏み切ったのでした。原紙や糊についてもメーカーと何度も試作を重ね、ちぎりやすさや透け感など細部まで品質を追求。「Kimono美マスキングテープ」をはじめ、バリエーション豊かでデザイン性の高いカミイソのマスキングテープは、現在も国内外から高い評価を得ています。
2018(平成30年)

文具・雑貨分野での認知拡大

「国際文具・紙製品展 ISOT」、「文具女子博」初出展。和紙加工技術を活かした品質とデザイン性が評価され、文具・雑貨分野での認知が拡大。新たな事業の柱として成長を始める。

2021(令和3年)

パリの見本市に出展

JAPANブランド育成支援等事業採択。フランスのパリで開催される手芸、裁縫、インテリア、日曜大工、陶芸などの見本市「Créations-savoir-faire」に出展。

2022(令和4年)

四代目・大西和幸 代表就任

四代目・代表取締役社長に大西和幸就任。

2024(令和6年)

受賞による評価と認定の取得

Kimono美マスキングテープ「月下美人」が、全日本シール印刷協同組合連合会会長賞を受賞。全日本シール印刷協同組合連合会 世界ラベルコンテスト最優秀賞を受賞。技術優良工場の認定を取得。

2025(令和7年)

Kimono美マスキングテープ
2年連続受賞

Kimono美マスキングテープが、全日本シール印刷協同組合連合会会長賞を受賞。

FUTURE

100年の歴史から、次の100年を拓く

時代の変化を見据え、その時代のニーズに挑戦し続けてきた100年を経て、カミイソは次の100年を切り拓いていきます。大切にしているのは、この100年で積み重ねてきた想いや技術を受け継ぎ、次の時代へとつないでいくこと。作るものが変わっても、「人に喜んでもらえるものを、責任を持って世に届ける」という姿勢は変わりません。また、日本国内にとどまらず、海外のイラストレーターやデザイナーの感性を取り入れた製品づくりをさらに展開していき、多様な価値観を反映した商品を広く発信していきます。これからの100年も、時代と文化をつなぐ「カミイソならではのものづくり」を続けていきます。